2007/01/09

ぼくと魔女式アポカリプス2 Cradle Elves Type

ポスト @ 1:50:05 | 小説,水瀬葉月

一巻に引き続き容赦ないですねー。それがたまらない。

あの大雨の日から二週間。道を歩いていた澪は突然ドロップキックで首の骨を折られ、半ば「殺され」た。手を下した妙に長いポニーテールのチャイナ服幼女は、澪に向かっておかしな言葉を言い放つ――拙者様は「正義の味方」であり、劣悪を正殺するものである、と。

明らかに代替魔術師であるはずの彼女の真の目的とは、一体……?

新たな痛みの物語が、今、始まる――

一巻の話を上手く使っているというか、それに引きずられている主人公が見ていて痛々しい。考えないように考えないようにしている様が、ダメージの深さを物語っています。この主人公の場合、鈍感なわけではないんですよね。逃避してるだけで。その逃避を続けられなくなったときには、何かが手遅れになってしまっているようで、気付いたところでどうしようもないという感じなのが辛い。

蘭乱爛崎寝々 らんらんらんざきねね と主人公・澪は、色々なところで似ていたけれど、両者を決定的に違えたものは、やはり周囲の人の存在なんだろうなあ。冥子や切華、レンテンシアが居た澪と、誰も居なかった寝々。

しかし澪も、一巻二巻と二回似た過ちを繰り返してしまったわけで、これを教訓として成長してくれることを願います。あんまり同じ間違いばかり繰り返されるとやっぱりね。

ぼくと魔女式アポカリプス〈2〉Cradle Elves Type (電撃文庫)

  • 著者 : 水瀬 葉月
  • 発売日 : 2007-01-06
  • 出版元 : メディアワークス
  • 評価 :
  • 価格 : ¥ 641

ラストで更にもう一つ切ない別れを突きつけられるのがまた凄い。ここでこうするか、という驚きがありました。本当に容赦がないなあ。

こうなってくると、意外とそれなりの巻数で話をまとめそうな気がしてきました。10巻までは行かずに綺麗に終わると良いな。

寝々の狂い方も切なかったですね。すがるような気持ちだったのだろうなあ。

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