2007/04/01
新本格魔法少女りすか3
ポスト @ 23:25:35 | 小説,西尾維新
あっさりと「六人の魔法使い」の二人目を倒した、創貴、りすか、ツナギの三人。しかし直後、りすかとツナギが不在の折に現れた「六人目」は、創貴に意外な申し出をしてきたのだった……。
ということで、『箱舟計画』の一部が明かされる「鍵となる存在!!」、封じ込められた部屋からの脱出「部外者以外立入禁止!!」、突然に舞い戻る日常に違和感がありありの「夢では会わない!!」の三篇。
創貴と対になるかのような敵役、水倉鍵がなんともいやらしいですね。正々堂々だまし討ち、と「戯言」の萩原子荻を思い出すようなトリックスターっぷり。創貴を持ち上げるようで逆撫でし、引くようで居て罠を張り巡らす。いやはや、相手にしたくないですね、こういうのは。
そんなわけで、導入になる七話は別としても、八話九話は、今まででも一番の追い込まれ方。八話の物理的な閉塞感も厳しいですが、九話の「どうすれば抜け出せるのか」が見えない状況もかなり厳しいものがありますね。そんな中で期せず果たすこととなった、「あの人」との邂逅が切ない。ラスト、死ぬほど絶望的な状況なのに、清清しささえ感じるのはそんな創貴の思いがこちらにも伝わってくるからでしょうね。
次回、最終巻楽しみです。
- 著者 : 西尾 維新
- 発売日 : 2007-03-23
- 出版元 : 講談社
- 評価 :
- 価格 : ¥ 840
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