2007/08/13
ミステリクロノ
ポスト @ 1:21:23 | 小説,久住四季
「トリスタ」の久住さんの新作は、時間を操る道具を持つ「天使」のお話。全部で七つあるその道具を全て落としてしまい、その罰として「人間」になってしまった天使と、道具探しを手伝うことになる少年を軸にした話です。
やっぱり久住さんらしく、今回もミステリ調を貫いていますね。怪しい人が少ないので、一つ目の謎は割と判り易い気がしますが、その裏っかわは読めませんでした。ちっ(犯人が判明した時点で動機は想像できたけど)。
あと、武臣にしろ夕凪にしろ、「慧が単純に好意や同情から真里亜を手伝っているんじゃない」と考えていたことが気に掛かっていたのですが……。意外とその辺りは真っ当な少年っぽい? 今後も同じスタンスで居られるかはわからないとしても。
真里亜は「人間」になったばかりなので、精神的には幼児に近く、その言動を見ていると、幼子に対するものと同じ類の「可愛いなあ」という気持ちになります。でも徐々にちゃんと成長を見せているんですよね。「人間」に対して信頼を見せるシーンはちょっとじんとしました(でもその後にあれなのが可哀想ですね)。
残りまだ六つのクロノグラフがありますので、多分続刊前提なんだと思います。これの続きも楽しみですが、トリスタの方も(先生と別離した周君の今後とか)気になりますので、平行して出てくれると嬉しいなあ。
- 著者 : 久住 四季
- 発売日 : 2007-08
- 出版元 : メディアワークス
- 評価 :
- 価格 : ¥ 599
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