2007/11/19

円環少女⑥ 太陽がくだけるとき

ポスト @ 2:30:23 | 小説,長谷敏司

相変わらず、面白いんだけど「何でこの人はそこでそういう選択するの?」というのが時々上手く把握できなかったりします。だから読むのに時間かかるんだよなー。

瀕死のメイゼルを救うため、協会の取引に応じ、結果として公館から離れることになった仁。任務中に逃亡と見做された専任係官は、同僚に追われる存在となるということで、目の前に立ちはだかったのは「鬼火」こと東郷。師を前にして、絶望的な戦いを挑む仁の元へ現れた彼が格好良かったなあ。台詞も決まってた。こういう場面でこういう行動をとってくれるとは思っていなかったので見直しました。

しかしその介入があったとて、ダメージを負った仁が目的を果たせるとは到底思えず、一体どうなるのかと思っていたら……。

なんだか仁は、自らの決めたことを守ろうとしながらも、結果として状況に流され続けているような印象があります。なんだか地下へ潜ることになった当初から、目的が相当ずれていきましたねえ……。

エレオノールと聖騎士リュリュとの、完全なる決別のシーンも心に残りました。同じものを信じていたはずが、もはや未来永劫道が分かたれてしまったようで悲しいながらも、その決意が美しいシーンでした。エレオノールには最後まで生き残って欲しいなあ。

最後は、様々な人の尽力により保たれた平和の、象徴的なシーンと言えそう。とはいえ、仁自身が自覚しているように、その立場は今までよりも格段に不安定なものになってしまっているわけで、今後に訪れるであろう困難が予想されます。メイゼルも最悪、今までのように学校にすら通えなくなるかもしれませんね……。きずなの扱いはどうなるんだろう。気にかかることだらけです。

舞花のなれの果てである、光る泡の末路も悲しかったなあ\。奴\がそれ\をどうするのかも気になるところ。

円環少女(サークリットガール)〈6〉太陽がくだけるとき (角川スニーカー文庫)

  • 著者 : 長谷 敏司
  • 発売日 : 2007-11-01
  • 出版元 : 角川書店
  • 評価 :
  • 価格 : ¥ 660

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