2007/12/12

夜想譚グリモアリスⅢ 魔女よ蜜なき天火に眠れ

ポスト @ 1:08:22 | 小説,海冬レイジ

冥府の描写が増えて、背景が少しずつ明らかになってきましたね。アコニットの立場は、かなり特権的な貴族階級にも関わらず、実権を持っていないようであることもはっきりしました。敵多そうだなあ。

そんなわけで今回は、そういった「敵」からの罠にひっかかってしまいピンチに陥るアコニット。容姿も精神も幼児化してしまうという羽目に。普段のプライド高い姿からは想像もつかない程に、弱々しくて庇護欲を掻き立てられるわけですが、今一つ「何故幼児化したのか」そして「何故元に戻ったのか」がはっきりとしなかった気がします。どうもトラウマを刺激されたっぽいのはわかるんですが。

敵から差し向けられた刺客は、まあ登場人物の数や怪しさから言ってばればれなのですが、彼女の立場もまた同情すべき点が多々あり、何とかしてあげたいですね(しかしここまで来るとやはり誓護は、「冷酷」なんて自己評価がちっとも相応しくなくなった気がします)。

誓護と二人でバレンタインチョコを作ってるいのりは可愛かったですが、それ以外にあんまり出番がなかったのがちょっと残念だなー。

魔女よ蜜なき天火に眠れ―夜想譚グリモアリス〈3〉 (富士見ミステリー文庫)

  • 著者 : 海冬 レイジ
  • 発売日 : 2007-12-08
  • 出版元 : 富士見書房
  • 評価 :
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