2008/08/26
この広い世界にふたりぼっち
ポスト @ 0:24:13 | 小説,葉村哲
これは……なんとも言い難い、不思議なお話でした。孤独に生きる一匹の狼と一人の少女が、自らを取り巻く全てと戦いながら、二人だけで生きてくというお話。
潔いまでに何物にも迎合しない彼らの生き方が、なんとも切なく美しく描かれています。
何故狼が喋れるのかとか、魔術師って結局なんなのかとか、夢の中のお話は何だったのかとか、謎の多くはこれまた潔く説明なし。二人の生きざまを描くことだけが主題であると割り切ってるんでしょうね。
彼らが今後どうなるのかはわかりませんが、ただ、二人が互いのみを拠り所とし、何かとずっと戦い続けるんだろうなということだけは、確実な気がします。なんとも不思議な余韻のお話でした。
- 著者 : 葉村 哲
- 発売日 : 2008-08
- 出版元 : メディアファクトリー
- 評価 :
- 価格 : ¥ 609
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