2008/09/09
嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん6 嘘の価値は真実
ポスト @ 0:10:26 | 小説,入間人間
うわーお。なんて終わり方するんだ。重要なことをさらっとラスト一文で書いて、読者は気になってしょうがないのに、回答が書いていないという嫌らしさ。
物語は、学校にライフルを持った青年が乗り込み、体育館内に居た教師・生徒を突然撃ち、彼らを思うままに制圧している中、たまたまさぼってたみーくんとまーちゃんが、平和な昼ご飯を得るために奮闘する……という話。
今まで登場した犯罪者らの中では、正直一番チンピラというか格好悪い理由で行動する「敵」なので、みーくんの相手としては力不足感があり、そのせいか緊迫感は意外と薄いです(いやまあ一歩間違えば命がないのは確かなんですが……余裕を感じるというか)。その分……といっていいのか、今までの登場人物を総浚いするような幕間の章が興味深いですね。
長瀬一樹と池田兄妹という、けして幸せな状態ではない三人のか細い交流とか。恋日先生の駄目駄目な日常と、そこから見えてくる自分への無力感とか。大江由女と奈月さんの虚飾塗れの会話とか。学校の同級生らしき少女の一人称だけ、挿入されている意味が良くわからなかったけど(何かの伏線なのか?)。
しかし後書きに「入間人間先生の次回作にご期待」なんて文を書いてるんだけど、これで続編出ないようなことがあったら発狂ものですな……。嘘つきまくりなので全くどうなるかわかんないのではありますが。
嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん〈6〉嘘の価値は真実 (電撃文庫)
- 著者 : 入間 人間
- 発売日 : 2008-09-10
- 出版元 : アスキーメディアワークス
- 評価 :
- 価格 : ¥ 536
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