2008/09/27
スイーツ!
ポスト @ 0:01:46 | 小説,しなな泰之
おおお。予想よりもはるかに良かったよ。下品で馬鹿だけど、格好良かったさ。
年頃の女の子だけに発現する特殊能力を指す隠語、スイーツ。そんなスイーツ能力を持った少女が狛犬(獅子)の中から突然現れたところからお話は動きだします。未発達なスイーツ能力の暴走により、時間を止めてしまった町。その中心で主人公を呼ぶ少女に会いに行くため、その町へと向かうことになるわけですが……。
どんなシリアスな場面でも下半身に飼う『魔獣』の暴走に振り回される主人公が素晴らしい。どこからどうみてもアホなんですが、ただそれでも「男の子」としての矜持は持っているんですよね。女の子を捨てて一人で逃げることは良しとしないとか。おかげで主人公に対する印象は(アホなことは変わりないですが)なかなか良いものになりました。
スイーツという力の根源が何なのかは(中盤くらいまでくれば)読者には判りやすいと思いますが、そのドキドキやモヤモヤ、不安感というものを意外と上手く伝えていたように思います。
ただ自分の予想とは違うエンディングだった\のは結構びっくり。なるほどー、そっちにいくのか。
- 著者 : しなな 泰之
- 発売日 : 2008-09-25
- 出版元 : 集英社
- 評価 :
- 価格 : ¥ 650
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