2008/09/29
時載りリンネ! 4 とっておきの日々
ポスト @ 0:32:47 | 小説,清野静,兄妹
リンネ初の短編集。大冒険とまではいかない日常のエピソードを積み重ねています。リンネの好奇心に満ちた視線は、こういう日常の一コマも素敵な輝きで彩るんですね。素敵なお話でした。
夏休みの宿題を残したリンネが自由研究として「流星を写真に撮ろう」と言いだして……という「天体観測」、箕作家の裏若き司書Gの日常を垣間見ようとする「ジルベルト・ヘイフィッツの優雅な日々」、グラウンドの使用を巡る争いに首を突っ込んだリンネが成り行きでフットサル大会に出ることとなって……という「フィーバー・ピッチ」、「凪の日」の凪と久高を描く「凪、凪、夕凪」の四篇。
個人的にはやはり、兄妹で出かける気恥かしさや、それでも妹を気にする仲の良さが描かれる「凪、凪、夕凪」が好き。リンネの登場しない珍しいエピソードですが、普段とは異なりお兄さんとして行動する久高や、月に一度だけ好きなことを口にできる凪が見せる可愛い王様っぷりが良いな。
「フィーバー・ピッチ」の躍動感も良いけど、リンネや凪が反則使い過ぎなのがちょっと引っかかった。やっぱりスポーツでそれをやっちゃいけないよなーと冷静になってしまいました。
「天体観測」の流星群を見上げるシーンも良い。ひっそりついてきちゃう凪も可愛いなあ。そして流星を写真に撮る難しさはしみじみ解るのでした。
時載りリンネ! 4 とっておきの日々 (角川スニーカー文庫)
- 著者 : 清野 静
- 発売日 : 2008-10-01
- 出版元 : 角川グループパブリッシング
- 評価 :
- 価格 : ¥ 560
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