2008/10/06
されど罪人は竜と踊る③ Silverdawn Goldendusk
ポスト @ 0:05:13 | 小説,浅井ラボ
角川版はなかったことになるのかな。向こうの展開の記憶が残っているので、ジヴとガユスのすれ違い方が変わっていることがなんとも不思議な感じがします(でもどっちにしてもすれ違って行くのか)。
お話は、同盟系企業による買収や投機的投資などにより、皇国系の市民に不満がたまっているという現状が下敷きにあります。古の巨人との戦いも悲惨なものですが、そちらがある種荒唐無稽であることに対し、リアルな重さを感じさせるこの状況は、地に足の着いた厳しさを見せます。当人たちが真剣であるほど、周囲からは滑稽に見えるというのも悲しい限りですね。フリューの死は何も動かさないし何も変えないんだろうな(不満を高めて暴動につながったりはするかもしれませんが、それが現状を好転させる切っ掛けには絶対ならないであろうということが目に見えていて哀しいのですよね)。
ジヴとの別れを示唆するラストは、彼女の心変わりが哀しいですね。預けたままになっている小箱が何かのカギになりそうな気はしますが……。果たしてジヴの心は戻ってくるのかどうか。
されど罪人は竜と踊る 3~Silverdawn Goldendusk~ (ガガガ文庫)
- 著者 : 浅井 ラボ
- 発売日 : 2008-09-19
- 出版元 : 小学館
- 評価 :
- 価格 : ¥ 820
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