2008/10/07

ジャンクガール・ジグ ①あたしの飼い主

ポスト @ 0:02:38 | 小説,日日日

読みだすまで、「アンダカの怪造学」の前日譚だとは知りませんでした。ということで、アンダカの主役・空井伊依の父親である空井滅作を主人公とする、怪造学会執行部のお話。

イツキ派により怪造生物を身体に埋め込まれた少女ジグを救いだしたところから、この奇妙な少女との共同生活が始まります。彼女は自分の身の上を「幸せ」だと信じ込んでいて、当初は爆川博士から引き離されたことで世界の全てを奪われたような気分に陥るのですが、それが徐々に「自分の飼い主は自分なのだ」と自立していくのですね。滅作や宇宙木氷蜜ら、安易に依存させてあげない態度が偉い(生きた標本として安全に確保するだけならその方が手っ取り早いであろうに)。

しかし前日譚だけあって、アンダカの主要人物に連なる苗字がいっぱい出てきますなー。この人の子供が……とか、あるいは当人がアンダカに出てくるわけで、ここからどういう変化を経てそうなっていったのかというのは楽しみな気がします。

そうそう、各章はそれぞれのキャラクターの一人称になっているのですが、その章の切り替わりのところに「滅1」とか「氷3」とか視点となる人物の一字が入っているんですよね。ところが、ジグの時は「嫌」なわけで……。これはつまりもしかして、ジグ=後の爆川嫌凪、ということになるんでしょうか(確保された時は爆川博士に飼われていたわけですし)。

ジャンクガール・ジグ (1)あたしの飼い主 (角川スニーカー文庫)

  • 著者 : 日日日
  • 発売日 : 2008-10-01
  • 出版元 : 角川グループパブリッシング
  • 評価 :
  • 価格 : ¥ 600

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