2008/12/09
魔王城一限目
ポスト @ 0:45:32 | 小説,田口仙年堂
魔王が勇者に倒された世界。けれども人間同士の争いは続き……という設定。
そんななか、魔法の力を人の何百倍も持った「魔人」と呼ばれる子供たちが生まれてきた。彼らはその高い魔力ゆえ、暴走すれば街一つをも消し飛ばしてしまう。
厄介払いとして作られた、とある町にある魔人たちの学校に、主人公の軍曹が教師として赴任することとなり……ってな感じ。
設定こそシビアですが、基本的には田口さんらしい、優しい人の話でした。勿論世界情勢の厳しさから、魔人たちに対して厳しい態度を取るものもたくさんいるのですが、そんな彼らを分け隔てなく受け入れようとする主人公の態度に救われます。また、魔人に対する恐怖を消し切れないながらも手を取り合おうとする、主人公の部下の存在も大きいですね。
彼の進む道は、自分の祖国の利害と反目することとなるかもしれないわけですが、それでも構わないと一時は覚悟までした様子。「魔王」への道を突き進むこととなるのかどうか、楽しみです。
- 著者 : 田口 仙年堂
- 発売日 : 2008-11-29
- 出版元 : エンターブレイン
- 評価 :
- 価格 : ¥ 630
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