2009/03/23

タイム・スコップ!

ポスト @ 1:20:21 | 小説,菅沼誠也

時間の乱流に巻き込まれ、時空を飛び越えてしまうようになった少女と、時空の改編に唯一影響されない存在となった幼馴染の少年のラブストーリー。

いきなりプロローグのインパクトが凄い。ヒトラーが演説してる中、空中からスコップを持った少女が落ちてきて、ヒップアタックでバルコニーからヒトラーが墜落死してしまうときた。なんというアホSF! と思うじゃないですか。

序盤から中盤にかけてはその印象にたがわぬ、アホSFなんですが、第三章で印象が変化。今までおちゃらけ役だったはずの幼馴染の少年が主人公となり、ヒロインの為に必死で足掻くんですよね。とある少女との会話に、覚悟のほどが表れていて非常に良い。

また、この時の相手役となる少女もまた素晴らしい覚悟なんだよなあ。むしろヒロイン以上に感情移入してしまうほどに。ただ、その想いを振り切ってまでも貫くからこそ、余計格好良いんだけど。

ラストは非常に綺麗にまとまっているんだけど、ヒロインの「時空を飛び越えてしまう」という部分については解決してないはずなので、続刊あるのかどうか微妙なところかなあ。

タイム・スコップ! (一迅社文庫 す 2-1)

  • 著者 : 菅沼 誠也
  • 発売日 : 2009-03-19
  • 出版元 : 一迅社
  • 評価 :
  • 価格 : ¥ 650

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