2009/04/29

黙星録Ⅲ 世界が視るのは最期の夢

ポスト @ 0:29:14 | 小説,荻野目悠樹

長年を経ての完結に、感無量。思えば双星記の打ち切りエンドに泣いたのは、もう7年半も前なんですね。その後何回か様々なレーベルからこの「二つの星系を巡る夏」の物語が出版されましたが、一度も「双星記」のラストの時間軸を超えることがなく、どういう結末を迎えるかがわからないままだったんですよね……。

そして今回、遂に決着。忍び寄る滅びの道を防ぐ為の希望は、星を導いて戦う立場の人たちからではなく、諦めずに地道な活動を続けた人間からもたらされたというのは印象的でした。確かにランディスヴァーゲン提督は天才で、非常なプレッシャーの中戦ってきたことは間違いないのだけど、一方で諦めていたというのもあったんだろうなあ。守るべき存在を失っていたというのも大きかったのでしょう(ほぼ一度も出番がないまま消えちゃったからな、ランディスヴァーゲンの妹さん)。それに対し、ミレ達が諦めなかったのは、やはり大切な人を守りたいからだったんだろうな。

ラストということで、今まで出てきた懐かしい人々が再び(ちょっとずつだけど)描かれているのも嬉しかった。ダイアナは元気でやってたんですね、とか。

黙星録〈3〉世界が視るのは最期の夢 (ハヤカワ文庫JA)

  • 著者 : 荻野目 悠樹
  • 発売日 : 2009-04-28
  • 出版元 : 早川書房
  • 評価 :
  • 価格 : ¥ 798

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