2009/05/13
九罰の悪魔召喚術
ポスト @ 0:56:00 | 小説,折口良乃,兄妹
舞台は日本。おおむね現代日本に沿っているのだけど、島原の乱において天草四朗時貞率いる軍勢が討伐軍を打ち破り、日本中にキリスト教が広まっている世界。そこを舞台にした、召喚した覚えのない「悪魔」に気に入られてしまった少年のお話。
主人公には妹がいるのだけど、この兄妹の関係がなかなか良かった。恋愛感情まで先走ってはいなそうだけど、でも互いに大事に思ってるのがよくわかる。特に主人公が妹を守ろうとする気持ちは強く伝わってくるなあ(でもアイムの方が大事なのか……。そこはちょっと残念だなー)。
ただ逆に、主人公が悪魔であるアイムに対して入れ込む理由がよくわからなかったのはちょっと残念かな。物語開始時点で既に居るところから始めるんじゃなくて、「来る」ところから始めた方が感情移入できたんじゃないかという気がする。
ラストは「大」とまではいかないけれどちょっとしたどんでん返しがあるのも面白いところ。これが遅行性の毒のように、どこかで痛み苦しみをもたらすことになるのかどうか。続きそうなので、その辺りは楽しみかな。
- 著者 : 折口 良乃
- 発売日 : 2009-05-10
- 出版元 : アスキーメディアワークス
- 評価 :
- 価格 : ¥ 620
Trackback
No Trackbacks
Track from Your Website
http://bibliomania.jp/mydear/diary/trackback/tb.php?id=7214
(言及リンクのないトラックバックは無視されます)

Comments in Forum
Discuss