2009/09/17

Re:SET 想いと願いのカナタ

ポスト @ 0:54:21 | 小説,月島雅也

惜しいなー。面白くなりそうなんだけど、色々と勿体ない、という印象。

特に物語中最大の謎解きになりそうな、プロローグの彼女の正体をちっとも隠す気がない文章が勿体なさすぎる。ちゃんと読者を誘導して、上手くミスリーディングするようにすれば、終盤の種明かしで「おおー」と思えたかもしれないのですが、本編始まって二ページくらいでバレバレの書き方なんですよね(いやこれ本当に、僕が鋭いとかそういう話じゃなくて、十人が読めば九人はわかるくらいの書き方だと思う)。

お話自体は、今までとある事情から真っ当な恋をしたことのなかった少年が、些細な事件をきっかけにして恋を覚えるという話で結構好きなんですよね。恋人の抱える事情がちょっと異能バトル系なのは意外でしたが(正直、そういう要素なしでもっと恋愛寄りで良かったのになー。それでも話は構成できそうな気がするんだけど。そしてその方が物語の焦点が絞られる気がするんだけど)。

ただ、恋愛ものとして見た場合にも難点があって、物語の構成上メインヒロインが割を食ってしまうのは仕方ないといえ、エピローグでさえも、メインヒロインと主人公がどうなったかを伝聞でしか書かないのは納得いかなーい。折角苦難を乗り越え、結ばれるという格好なのに、その描写くらいしてあげてもいいじゃないかーっ。

Re:SET 想いと願いのカナタ (GA文庫)

  • 著者 : 月島 雅也
  • 発売日 : 2009-09-15
  • 出版元 : ソフトバンククリエイティブ
  • 評価 :
  • 価格 : ¥ 683

Trackback

No Trackbacks

Track from Your Website

http://bibliomania.jp/mydear/diary/trackback/tb.php?id=7493
(言及リンクのないトラックバックは無視されます)

Comments in Forum

Discuss