2009/10/15

さよならピアノソナタ encore pieces

ポスト @ 1:17:59 | 小説,杉井光

ナオの鈍感さは救い難いですな!

表紙からわかるように、真冬とナオが結婚を決意する話を第一話に、それぞれのその後を追うような感じの短編集(まあ最後のはインタビュー内容自体は過去の話だけど)。

多分、一番読者が盛り上がるのは普通結婚話なんだろうと思うんだけど、でもって真冬の素直さが非常に可愛いのは確かなんだけど、何故かそれ以上にフェケテリコのその後の話が胸に染みました。

もう二度とあのメンバーが揃うことはないと、多分神楽坂先輩も千晶も理解しているんですよね。でも、その上であえて二人構成のまま「フェケテリコ」の名前を使い続ける。ハモりは六度下のまま。

それをずっと続けている二人も、そしてその場所になんとか自分の場所を作ろうとするサポートメンバーの女性ベーシストも、どちらもなんだかとても切ない。

ちなみに作中出てくるサイモン&ガーファンクルですが、実は結構好きなデュオ。好きな曲の順番は時折入れ替わったりするのですが、今は「Scarborough Fair/Canticle」が一番好きかな。

作中で神楽坂先輩がアメリカ挑戦から戻ってきてナオに言う台詞が、サイモン&ガーファンクルの「アメリカ」からの引用になってるんですよね。気障ったらしくて神楽坂先輩らしいなあ。やっぱこの人大好きだ。

さよならピアノソナタ―encore pieces (電撃文庫)

  • 著者 : 杉井 光
  • 発売日 : 2009-10-10
  • 出版元 : アスキーメディアワークス
  • 評価 :
  • 価格 : ¥ 620

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