2009/12/17
アカイロ/ロマンス6 舞いて散れ、宵の枯葉
ポスト @ 0:28:16 | 小説,藤原祐
心折れた二人を立ち直らせたもの、それは今は亡き灰原吉乃の存在でした。
いやー、びしっと最初から通してきた線が決まった、という感じで実に気持ちの良い最終巻でした。結局のところ、二人ではなく、三人で完成するラブストーリーだったんですね。吉乃の存在感の大きさを、当人不在の中で強く感じさせる構成が非常にうまかったと思いました。
一方の小春の側も単なる悪役ではなく、彼女の全存在を賭けた恋であることが描かれていてやるせなくなります。特にラストシーン、想いに狂った小春と、それに付き従う棺奈の最期が哀しくも美しい(棺奈の最期の台詞がまた泣けます)。
エピローグまで、この物語に必要十分なものを書ききった、という感じのするお話でした。良いシリーズだったなあ。
- 著者 : 藤原 祐
- 発売日 : 2009-12-10
- 出版元 : アスキーメディアワークス
- 評価 :
- 価格 : ¥ 683
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