2010/02/02
神さまのいない日曜日
ポスト @ 1:12:21 | 小説,入江君人
15年前に神が人を見捨て、それ以降新たに生まれる人も、死んでしまう人も居なくなった世界。正確には、人は死してもなお動き続けるようになってしまった。そんな「動く死体」と化した人を死なせることができる存在が、墓守であったというようなお話。
退廃的な世界観と、なんだか妙な切なさが良い雰囲気を出しています。
ただ、登場人物の行動の理由が今ひとつ納得いかなくてですねえ……。特に、なんでアイは、殆ど無条件にハンプニーにつき従ったのかが納得いかないんだよなー。仮にも養父母を殺されたというのに。「直感」だけじゃ説得力が。
しかしそれでも、ハンプニーの最後のエピソードは泣かされました(一応詳細は以下に隠して)。
- 著者 : 入江 君人
- 発売日 : 2010-01-20
- 出版元 : 富士見書房
- 評価 :
- 価格 : ¥ 609
彼の今までの境遇と、それによる死への希求。それを圧してまでアイと共に過ごした最後の一日。このときの二人の心情を思うと、やはり切なくなりますよね。最後、彼を埋葬する為に土を掛けたアイの、頑張った笑顔になんとも胸が痛くなります。
ただ、続くらしいのが不安。蛇足になる気がするんだけどなー。
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