2010/03/15

狼と香辛料ⅩⅢ Side ColorsⅢ

ポスト @ 0:05:19 | 小説,支倉凍砂

短編集三つ目。

前半はいつも通り、もはやいちゃいちゃしてるだけにしか見えないホロとロレンスの会話。この二人って、殆ど恋人に近い関係なんだけど、お互いに主導権争いを続けているように見えるのが面白い。そのくせ、肝心なところでは(意外と)お互い相手に負けてると思ってるんだよな。

そういう話が三つくらい続いた後、最後の一つがちょっと違った。「羊飼いと黒い騎士」というタイトルで、羊飼いのノーラを牧羊犬のエネク視点で描いたお話。

ああ、やっぱノーラ好きだなあ。けして聖人君子ではないけれど、それでも商人という商売柄常に打算的な人々ばかりのこの物語の中で、一番純朴なんだよなあ。自分の夢から遠ざかってしまうのを理解してもなお、その選択肢を選んでしまう彼女が切ない。再びどこかでロレンス達の運命と交差して、また物語に登場してほしいくらい気に入ってるんだけどなー。

狼と香辛料 13 (電撃文庫 は 8-13)

  • 著者 : 支倉 凍砂
  • 発売日 : 2009-11-10
  • 出版元 : アスキー・メディアワークス
  • 評価 :
  • 価格 : ¥ 578

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