カテゴリー : 小説,九重一木
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2010/07/14
ガジェット 4.人形幻想 COLORLESS MARIONETTES
2010/03/02
ガジェット 3.闇色輪廻 WORLD IS RED
角笛を吹く精霊編後編。「心配性」に侵され、主人公憎しの心で凝り固まったクラスメイト達に追われる展開は、正直絶望的な気持ちになりますよね。ただの一般人だから、傷つけてしまうわけにもいかないのに、相手はこっちを殺す気で迫ってくるわけで。問題が解決したとしても、戻る場所を失いそうで(そして実際にそうなってしまったわけだけど)きつい。
しかし、「神の定めたこの世界を崩す」という目的ははっきりしてるんだけど、そこにたどり着く道筋が見えないままですね。現状維持では解決しない問題を抱えているので、何らかの動きは必要になるはずなんですが、相手が「神」なだけに手が届く存在ですらないという。今回登場した、「傷」持ちの前任者の存在が何らかのヒントになるのかしら。
ディンタニア達も世界の終末を諦めていないだろうし、なんにしても続きもまだまだ平穏には程遠そうな気配。
ガジェット 3. 闇色輪廻 WORLD IS RED (角川スニーカー文庫)
- 著者 : 九重 一木
- 発売日 : 2010-02-27
- 出版元 : 角川書店(角川グループパブリッシング)
- 評価 :
- 価格 : ¥ 630
2009/11/04
ガジェット 2.終末時間 PLATINUM GIRL
一巻よりはるかに読みやすくなった気がするなあ。一巻で気になった、不自然な流れは殆ど感じませんでした。
で、お話としては、「端末」に対抗する組織が登場して主人公を取り込もうとする……というような流れ。その中で更に新たな端末の活動があり、徐々に追い詰められていきます。今回、この追い詰め方が酷い(誉め言葉)。「心配性」という端末の力は、本当に怖いなあ。誰もが心に一つくらい不安に思うことがあると思いますがそれを見出し、あるいは不安がないところにその種を植え付け、育て、大きくしてしまうという力。群集の力と合わされば、およそ人には対抗できないのではないかと思います。今回では種まきまでで、その力が現実に向かってくるのは次の巻(今回ラストで行動が起きてる)となりますが、果たして主人公一行は、この騒動からどう切り抜けるんだろう。もはやそれまでの生活は不可能になりそうな気配なんですが……。
全然関係ありませんが、一番のお気に入り、日本一包容力のある小学生の出番が若干少ないのが残念至極。もっと頑張れ。
ガジェット 2. 終末時間 PLATINUM GIRL (角川スニーカー文庫)
- 著者 : 九重 一木
- 発売日 : 2009-11-02
- 出版元 : 角川書店(角川グループパブリッシング)
- 評価 :
- 価格 : ¥ 630
2009/07/02
ガジェット 無限舞台 BLACK&WHITE
"
方向性は全く逆なんですが、どことなくペガーナの神々を思い起こすような設定ですね(壊されないように寝かしつけとくのか、逆に楽しませるのか)。
設定は結構好み。この「世界の終り」が間近にある危さと、それに踊らされる定命のものという無常感が良い。またその中で、自分の衝動――言い換えれば定められた運命と言っても良い――に縛られない生き方を目指すのも好き。
キャラクターもメリハリがついていてわかりやすくて良いのでは。お話もまあまあ。
ただ、若干行動に脈絡がないときがある気がする。作者の都合でキャラクターに喋らせているような。序盤でみさおさんが唐突に
ガジェット 無限舞台 BLACK&WHITE (角川スニーカー文庫)
- 著者 : 九重 一木
- 発売日 : 2009-07-01
- 出版元 : 角川書店(角川グループパブリッシング)
- 評価 :
- 価格 : ¥ 630

新キャラ登場の巻。
前回で確かに「角笛を吹く精霊」については一段落ついたけれど、それによって余計にノイズとの対立は本格化してきました。世界の滅亡まであとわずかという状況になってきて、後がなくなってきています。けれどもディンタニアと既に交流を持ってしまったカケルには、彼女を殺すという選択はできないし。
更には追い打ちをかけるかのように、時限爆弾が爆発した、という感じのラスト。自分自身を偽ってきたのが騙しきれなくなってしまったという状況で、非常に切ないんですが……辛いだろうなあ。特に刺してしまった彼女自身の方が、衝撃が大きいのではないかと思います。
この状況から後一冊、どう終わらせるのかなー。
ガジェット 4. 人形幻想 COLORLESS MARIONETTES (角川スニーカー文庫)