カテゴリー : 小説,蒼山サグ

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2010/06/14

ロウきゅーぶ!⑤

ポスト @ 1:00:36 | 小説,蒼山サグ

海で合宿編。

まあ狙い過ぎの描写はさておくとして、面白いことは面白いし、後半のトライアスロンは盛り上がるには盛り上がったんだけど……やはりどこを目指すのかがはっきりしなくなってる弊害が出ている気がする。一つ一つのエピソードの連なりになっていて、物語の動きが少ないんですよね。

一巻の、バスケへの熱い想いがぶつかり合うような展開が恋しい。

現在は大きな目標がない状況なので、その場その場の話で完結しちゃうんですよね。部員獲得と公式戦出場を目指すようにした方がいい気がします。

ロウきゅーぶ!〈5〉 (電撃文庫)

  • 著者 : 蒼山 サグ
  • 発売日 : 2010-06-10
  • 出版元 : アスキーメディアワークス
  • 評価 :
  • 価格 : ¥ 578

2010/02/09

ロウきゅーぶ!④

ポスト @ 0:22:05 | 小説,蒼山サグ

今回は割とスポーツしてたなー。やっぱスポーツ成分が増えた方が、絶対面白いと思う。

さてはて、今回は山奥の女子高に合同練習兼合宿に来た、というお話。とはいえ序盤から美星が倒れるなどアクシデント発生。保護者不在のままたどり着いてみれば、なんだかやけに冷たい態度を見せる顧問に困惑し……という感じ。

相手方の顧問の先生は、最初は単に事務的なタイプなのかと思いきや、実はきちんとバスケットへの情熱を持ってることが判ります。ただもーちょい最初からその線は見えてて欲しかったかなー(単に僕が気づかなかっただけかもしれませんが)。一方、相手チームのコーチを務める、担任の先生の妹さんは、最初から最後までバスケット選手としての情熱が見えて好感。……恋愛沙汰では暴走気味だったけど(でも葵には頑張ってほしいと思ってます)。

やはりスポーツメインのシーンは燃え上がりますが、何と言ってもひなちゃんが良い。自分が「バスケットを好き」という感情に素直な様子が、周囲の思惑を飛び越えて相手に伝わります。レギュラーチームの邪魔にならないようにと、控えとの練習を命じられた直後のひなちゃんの台詞なんか、彼女じゃなきゃ言えないですよね。また隠されていた事情がつまびらかになり、落ち込む真帆を追いかけた後のひなちゃんの決意表明は、一巻のときも同じだけどやっぱ泣けちゃうなー。自分の無力を知った上で、それでもその差を埋めようとポジティブに頑張る姿勢が非常に好きです。

最後の戦いも、久々にイーブンの相手との戦いで燃えました。チームになってきたなー、という昴の実感がこっちにも伝わる感じ。徐々にそれぞれのプレイスタイルが明確になってきましたね。特に紗季は彼女の性格に似合っています。

ロウきゅーぶ!〈4〉 (電撃文庫)

  • 著者 : 蒼山 サグ
  • 発売日 : 2010-02-10
  • 出版元 : アスキーメディアワークス
  • 評価 :
  • 価格 : ¥ 578

2009/10/15

ロウきゅーぶ!3

ポスト @ 1:07:42 | 小説,蒼山サグ

二巻で顔見せだけだった、幼馴染の葵が話の中心。小学生相手のコーチ役にかまかけている(と葵には見える)昴を、彼女たちから取り戻そうとする話(違うか)。

葵がなかなかに良い奴で好感。なんだかんだ言って、喧嘩吹っ掛けた後に「悪役を演じる」って自覚してるのが良い。結局試合中も、殆どコーチングしてたようなもんだしなあ。

でも愛莉の反応がちょっと怪しいのはなんとゆーか。個人的にはそういう方向に進まないでほしいんですけどね。

しかし面白いことは面白いんだけど、一巻の時のようなほとばしるような情熱は感じないんだよなあ。

ロウきゅーぶ!〈3〉 (電撃文庫)

  • 著者 : 蒼山 サグ
  • 発売日 : 2009-10-10
  • 出版元 : アスキー・メディアワークス
  • 評価 :
  • 価格 : ¥ 599

2009/06/10

ロウきゅーぶ!②

ポスト @ 0:08:25 | 小説,蒼山サグ

一巻があまりに良かった上に、物語として綺麗に終わっていたので、どう続けるのかなと思っていたのですが……面白かったので一安心。ただ、強烈なモチベーションがないので、物語の牽引力は下がってるように思いますね。前回が熱いスポーツものだったとすれば、今回はどちらかというと、のんびりとした学園物という感じ。

ただ、要所要所で変わらず熱い思いを見せてくれるのは嬉しいところ。今回は竹中と真帆の仲違いが物語の中心になっているのですが、その竹中が真帆を認めるところなんかはやっぱりじんときます。ひなたの頑張りも良いですよね。

ただオチが何もそこまですることないよなーという気が。折角(インパクトの勝負はあったにしても)一巻が真っ当なスポーツものとして勝負できていたのに、少年漫画的お色気ラブコメに寄りすぎじゃないかなあ。

ロウきゅーぶ!〈2〉 (電撃文庫)

  • 著者 : 蒼山 サグ
  • 発売日 : 2009-06-10
  • 出版元 : アスキーメディアワークス
  • 評価 :
  • 価格 : ¥ 578

2009/02/09

ロウきゅーぶ!

ポスト @ 0:17:12 | 小説,蒼山サグ

これはロリ小説の皮をかぶった素晴らしいスポーツ小説。表紙や帯の惹句に騙されてはいけません。

バスケによるスポーツ推薦か何かで入学した高校で、当のバスケ部のキャプテンが顧問の娘(11歳)と恋仲になり退学となり、それに伴いバスケ部も一年の活動停止に。気落ちし、バスケを諦めようかとしていた主人公に、従姉が女子バスケ部のコーチの依頼を持ってきた。しかしその学校とは、よりによって小学校で……というお話。

ヒロイン五人が当然全員小学生というアグレッシブさをさておけば、中身は非常に真っ当なスポーツもの。経験者一名、素人四名という女子バスケ部を率い、地区大会優勝の男子バスケ部に挑むという構図。

そんな王道の物語の中で見せる、彼女たちの信頼や決意の強さに、何度も泣かされました。

例えばひなちゃんが背中越しにぽつりと言った言葉。それまでがどちらかがコミカルなパートだっただけに不意打ちで喰らいました。一見ただのマスコットキャラにしか見えないようなひなたが、自分の力不足を認識したうえで、それでも何かできないかと問いかけてくるその姿勢。

泣きべそをかきながら、たった一本だけども相手の攻撃を押さえてくれた愛理。

最後の攻撃、女子バス部全員、誰もが信じて疑わなかった信頼。

凄く良いお話でした。「みんなで何か一つの目的の為に力を合わせる」物語はほんと大好きなんだよなあ。

しかし挿絵は全然物語に関係ないシーンばっかだなー。バスケシーンの絵が一枚もないというのは、作品の方向としてはどうなんだろうか。特にScene.4ラストの挿絵は、ホント意味がわからんシーンを持ってきたなあ。

ロウきゅーぶ! (電撃文庫)

  • 著者 : 蒼山 サグ
  • 発売日 : 2009-02
  • 出版元 : アスキーメディアワークス
  • 評価 :
  • 価格 : ¥ 599