2010/03/10
お買い物
2010/03/09
少年テングサのしょっぱい呪文
この作者さんの本って、アロマパラノイドだけ読んでて、それが合わなかったものだから敬遠してたのだけど……これは非常に面白かったよ。
邪神が人に憑いてる、というところまでは良くある話なんだけど、それが法人格を持ってるっていうのがまずぶっ飛んでるなあ。邪神にお願いするにあたって、役所通して仕事持って行くって発想がおかしい。この時点ですでに馬鹿小説の香りが漂っています。そしてその予想(期待)に違わぬ、三人の少年たちの馬鹿話っぷり。
なのに邪神にまつわる事件は陰惨さを見せるんですよね(とはいえ、ホラー小説の時に比べると救いがありますが)。いじめで自殺した少女の母親が、主人公テングサの持つ邪神に呪殺を依頼に来たり。またこの事件の顛末の後味の悪さが、馬鹿小説との奇妙なアンバランスさを見せていてこの作品の魅力になってると思います。
そしてラストシーンが見事。それが伏線だったのか、と驚きました。上手く構成されてるなあ。
愛すべき馬鹿たちによる、読後感爽やかな馬鹿小説でした。面白かった。
- 著者 : 牧野 修
- 発売日 : 2009-10-10
- 出版元 : アスキーメディアワークス
- 評価 :
- 価格 : ¥ 662
2010/03/08
狂乱家族日記 拾弐さつめ
あの世界会議が終わり、大日本帝国が侵略を停止し、世界平和が訪れた。でもそんな中、あの正夢町が「正夢カジノ」というわけのわからない場所へと変貌していて……というお話。
乱命の言いたいことは判るんだけど、悪とか暴力とかを肯定的に書くのはそれとなんか違うと思う。「悪党」という言葉を使うから悪いのかな? 乱命の言う「悪党」って、通常言うそれと何か違う気がする。本当に悪党って言ったら、例えば快楽殺人に耽ったり、強盗100件起こしてたりとか、人に迷惑をかける存在だと思うのですよね。でもってそういう迷惑をかける人たちがそのままで生きていける場所を用意してあげる必要は、やはりないと思うのですよね。その辺が、読んでてどうも納得できない感じ。
ただまあ、三角関係はやっぱ切ないよね。個人的にはやはり乱命に思い入れを感じてしまうなあ。千花が乱命の気持ちを察していなかったのは正直意外でした。だって、言動の端々から銀夏への好意が見えてたじゃんねえ。ただしそれを成就させてはいけないものと感じていることもまた見えていたわけですが。
そして今回は、その想いに決着をつける為の勝負を、千花がなし崩しに壊して見せた結果として、逆に決着つかなかった感じ。この三人のじれったい恋模様がどうなるかは興味深いところ。
しかし「あの人」が復活してしまったということが、お話に影を落としそうですねえ。乱命の狙いもまだはっきりしませんし、恋模様をのんびりと楽しむ余裕は(特に次の巻は)なさそうな予感。
- 著者 : 日日日
- 発売日 : 2009-11-30
- 出版元 : エンターブレイン
- 評価 :
- 価格 : ¥ 714
双心のサヤ2 ―刀姫恋心!―
ええええーっ。なんだか色々納得いかないエンディングなんですが……。
それで良いのか、という感じ。以下過度のネタばらしな為隠します。
- 著者 : 鳥生浩司
- 発売日 : 2010-03-01
- 出版元 : ホビージャパン
- 評価 :
- 価格 : ¥ 670
氷結鏡界のエデン2 禁断水晶
幽幻種と呼ばれる魔物から世界を結界で守る巫女と、その巫女を護る千年獅と呼ばれる戦士のお話、二巻目。
前回のラストで再び入宮したシェルティスが、護士候補生として千年獅を目指し始める所。
前作よりノリが軽めで、凄く読みやすくなっていますね。コメディ分も多くなってます。そもそもシェルティスの性格が結構軽い。締めるところは締めてますが、ちょっと抜けた感じがします。その辺、真面目一辺倒だった前作のネイトやクルーエルと違いますね。
しかしそのシェルティス。一人だけ黒い洋服を着ていたり、いきなり初日に先輩を倒して実力を見せつけたりして、順調に孤立の道を進んでいます。個人的には実力の高さよりも、何故かシェルティスだけ人工知能のイリスを持ってることの方が、不公平感を感じて孤立する要因になりそうな気がしますが……(誰でも入手できる類のものではないんですよね?)。
中盤以降は、やはり候補生の中で孤立気味だった少女と、レオンと連れだって任務へ。
この候補生の少女は、元々巫女見習いであり現巫女とも親交があったことや、シェルティスに千年獅の心構えを教えたことなどから見て、今後レギュラーポジションに収まりそう。しかしシェルティスに憧れてたにしては、何故に同一人物だと気づかんのだ……。
また、賑やかしキャラだとしか思ってなかった「彼女」が、実は物語の根幹と繋がってそうなのは意外でした。台詞からすると、シェルティスがこの大陸に戻ってきたときに出会ってるあの人と何らかの関係はありそうですが……果たしてどういう繋がりがあるのか気になるところです。
- 著者 : 細音 啓
- 発売日 : 2009-12-19
- 出版元 : 富士見書房
- 評価 :
- 価格 : ¥ 630
デウス・レプリカ3
伝説の道具のレプリカである、リメインシリーズと呼ばれるものを回収する探偵業のお話、第三弾。
一巻は所長のあんまりにもなデウス・エクス・マキナっぷりに冷めたんですが、だいぶ良くなった印象。いやまあ今回も最後の最後で最強キャラがあっという間に事態を解決という構図に変わりないんですけど、物語の大筋が見えてきたことと、ヒロインの柊が主人公に唐突に惚れて見えたことに関する部分で一部納得できたことが好印象に繋がりました。
まあその分、ヒロインがアイデンティティ崩壊の危機に立たされていましたが。これ、実際のところどうなのかは不明なままですよねえ。色々納得がいってしまうので、多分事実なのではないかと思ってたりはするのですが。意外にあっさり立ち直って見えるのは、主人公からお前はお前だというようなこと言われたからかしら。でもなーんかまだ薄皮一枚隔てただけで心の中ではぐるぐる不安が渦巻いてるんじゃないかと思うのですが。この辺の葛藤が続きでもきちんと出てくれば良いな。
- 著者 : にのまえあゆむ
- 発売日 : 2010-03-01
- 出版元 : ホビージャパン
- 評価 :
- 価格 : ¥ 670
サクラダリセット2 WITCH, PICTURE and RED EYE GIRL
咲良田の町に集う能力者たちの抱える何か鬱屈としたものを、主人公の透明な視線で解きほぐすシリーズの第二弾。今回は、予知能力を持つ「咲良田最強の能力者」が死の際に望んだ、ささやかな願いを叶える為に動くお話でした。
一巻でも思ったのですが、この作品に流れる、独特の雰囲気が素晴らしい。何と言えば良いんだろう。主人公のケイは、冷めてるわけではないのですが妙に淡々としたままで感情の起伏が見えないのですよね。なのに、その行動だけをみればいかにも正義の味方みたいな「困っている人を救わずにはいられない」かのように見えます。今回も、過去の自分の行動が返ってきた結果とはいえ、理不尽にも見える想いで自分を倒そうとする岡絵里でさえも、犠牲とすることは避けようとするんですよね。何が彼にそこまでさせるのか、それなのに一見全てに達観してさえ見えるのは何故なのか、非常に不思議です。多分二年前の「彼女」の件が関わっているのだとは思いますが。
さてその「彼女」。思いもよらぬ組み合わせにより、今回、再会の可能性が示唆されました。しかもそれすらも「彼女」の手のひらの中なのではないかというのが恐れ入ります。おそらく、今回見えたこの「可能性」は、可能性のままで終わらずに遠からず実行されることとなるのだと思いますが、その時何が起きるのか、スワンプマンの比喩が凄く意味深長ですね。
続きも楽しみです。
サクラダリセット2 WITCH, PICTURE and RED EYE GIRL (角川スニーカー文庫)
- 著者 : 河野 裕
- 発売日 : 2010-02-27
- 出版元 : 角川書店(角川グループパブリッシング)
- 評価 :
- 価格 : ¥ 660
2010/03/07
あずけて!時間銀行 ご返済はお早めに
妹の為に自らの時間を(文字通り)捧げて、時間を稼ぐバイトに勤しむ話、第二巻。二巻で綺麗に完結させました。短編構成で続ければいくらでも続けられそうですが、すっぱりと話をまとめたのは好印象。
いやはや、それにしても非常にラブラブな兄妹が素晴らしすぎる。僕が言うのもなんですが、あくまで健全な範囲ではあるのですが、お互いのブラコン・シスコンっぷりが、もう眩しいくらいに凄い。ちょっと以下に引用します。
試験前は大抵、一日中陽奈の勉強に付き合うのが彼の日課だった。朝から晩まで妹が話してくれないのだから困ったものだ。勉強以外の事もあれこれ話しかけてくるし、結局雑談のついでに勉強を教えているようなもので、むしろじゃまになっているだけだと毎回思うのだが……。
pp.9
「(略)今は彼氏いないけど、ひょっとしたらナンパされるかもしれないし、まぁお兄ちゃんが代わりでもいいや」
代わりかよ、と愚痴をもらしつつ、変な男に引っかからないようにしっかり監督する必要はあるかもなぁ……と洋人は例によって妹ラブラブな心配をしていた。
「ほら、お兄ちゃんもあたしの新しい水着、見たいでしょ? こう、背中がけっこう見えてる大胆なやつ買ったんだけどさ」
「な、何ぃ? そりゃもちろん見たい……。(略)」
pp.124
弾けるような笑顔を見せた陽奈は、ベッドから飛び跳ねるようにして洋人に抱きついた。子猫の動きそのまんまに頬をすり寄せてくる。「分かったから、そんなにくっ付くなよ……」と言いつつ、顔がニヤてけている洋人と、そんな相棒をやれやれと卓上から見つめるムクロであった。
pp.126
「あーあ、まだ泳ぐにはちょっと寒いから、あんまり人いないのよねぇ。お兄ちゃんみたいなカッコいい男の人に声かけられたりしないかなーなんて期待してたのに」
pp.140
なんだこのベタ甘な二人の関係は……(笑)。しかもラストシーンも、兄妹のキャッチボール(このキャッチボールというのは一巻から、二人の関係を表すシーンとして入ってたから納得なんだけどね)で締めるという具合。
確かに物語の中では洋人はシーヌを異性として意識してるんですけど、それ以上に妹ラブラブっぷりが目立つんですよね。妹もお兄ちゃん大好きなのが見え見えで素晴らしい。
最後はハッピーエンドで読後感も爽やか。時間銀行の仕組みは若干突っ込みどころがあるけれど(大量の預金ならぬ預時間をしたら、利子だけで死ななくなるのかとか)、それ以上にこの兄妹のラブラブっぷりに大満足してしまいました。
あずけて! 時間銀行 ご返済はお早めに (角川スニーカー文庫)
- 著者 : いとう のぶき
- 発売日 : 2010-02-27
- 出版元 : 角川書店(角川グループパブリッシング)
- 評価 :
- 価格 : ¥ 630
サッカーJリーグ第一節
鹿島は二年連続浦和との対戦。なんか二年連続同カードってのには抵抗感ありますが。
で試合は2-0での勝利。
浦和は、個々の選手をみると「おっ」というプレイもあったんだけど、全体としてみるとあまり脅威を感じないという印象。まだ「チーム」になっていないような。更に報道なんかでも言われましたが、二失点目は監督の采配ミスですよねえ。坪井を下げたあの交代で、一気に守備陣が崩壊していました。二点目のシーンなんて、クロスを上げた遠藤も、中で合わせたマルキーニョスも、その後ろに入ってきていた興梠も、全てフリーでした。
一方の鹿島は、開幕前に行われた二試合に比べると格段に動きが良くなってきている気がしました。フェリペ・ガブリエルはまだフィットしていませんが、守備に関しては本山以上に良くやってくれていて、昨年以上の安心感があります。ただまああのポジションですから、もっと攻撃面で活躍してほしいとは思いますが。それも感覚が合ってくればもっと変わってくるかなと期待。鹿島の戦術が求める役割は忠実にこなそうとしているので、派手さはなくとも有効な選手なんじゃないかなと思っています。
そして鹿島の秘密兵器、遠藤。ゼロックスでも大活躍でしたが、遂にリーグ戦で初(?)アシスト。全国放送で「鹿島にも遠藤は居るんだぞ」というのを見せられたのではないでしょうか。体型といい、96-97年くらいに大活躍した増田忠俊を思い出しました。少なくとも増田(誓志)の穴は埋まりそうですね。
更にはジウトン、大迫も使うことができ、開幕戦としてはほぼ完璧と言って良い展開になったのではないでしょうか。
唯一の懸念は、伊野波が足を怪我したらしいという報道。すぐにACLが控えていますので、CBがどうなるかちょっと心配なところです。まあそれでも大岩が居ますので大丈夫でしょう。
2010/03/05
サッカーアジアカップ
対バーレーン戦を録画しておいて今日みました。
うーん。主力五人を欠くバーレーン相手にこんなもんかー、というのが正直な感想。後半なんて足止まってましたよね、日本。相手がもうちょっと上手かったら失点していただろうという気がします。
そもそも、こんな消化試合に、海外でやってるメンバーを呼び寄せて(岡田監督の)フルメンバーで挑まなければならない状態がおかしいですよね。なんだかワールドカップは、23人ではなく11人で戦うみたいな感じ。
2010/03/04
2009年下半期ライトノベルサイト杯結果
そういえば結果についての記述してなかったなー、と思いだしました。
ということで僕の投票した作品の結果は次の通り。
| 作品名 | 票数 |
|---|---|
| 15×24 | 18票 |
| 鷲見ヶ原うぐいすの論証 | 13票 |
| 放課後のロケッティア | 12票 |
| ピーチガーデン | 10票 |
| クイックセーブ&ロード | 5票 |
| あずけて!時間銀行 | 1票 |
| じんじゃえーる! | 1票 |
| 作品名 | 票数 |
|---|---|
| 空ろの箱と零のマリア | 8票 |
| 司書とハサミと短い鉛筆 | 1票 |
| 野望円舞曲 | 1票 |
よーしよーし、狙い通りの一票が四作品。面白いと思いつつ、世間的にはあんまり評価されていなそうな作品に上手いこと投票できました。
「あずけて!時間銀行」は無事二巻で完結して一安心。ほんと良くまとまった作品だと思います。兄妹ラブラブっぷりは他に類をみないほどですよ。お勧め。
「じんじゃえーる!」は典型的ラブコメで、ほんと王道なんですが、その王道っぷりが素晴らしい。水戸黄門並みに安心感のある作品です。ラブコメ好きには良いと思うんだけどなー。主人公がぶれないのも良いところ。
「司書とハサミと短い鉛筆」はちょっとイロモノっぽい要素が目立つけど(はいてないし)、学園異能+ラブコメとしてはレベル高いと思うんだけどなー。特に「ヒロインの好意を主人公が明確に知ってる」というのは珍しいと思うのですが。
「野望円舞曲」は無事続きが出た記念も含め。宇宙戦争が全て経済を基盤に語られるのは目新しいんじゃないかとも思いますが。
「15×24」はそれなりに話題になったのである程度入るだろうと思った(それでも新城カズマには投票せざるを得なかったのですが)んですが、まさか「うぐいす」がこんなに票入るとは思いませんでした。みんな続きを読みたいんだなあ(笑)。
2010/03/03
スクランブル・ウィザード6
能勢さんによる攻撃が遂に始まった、ということで重い話になっていきます。
特に月子に降りかかるものがより重さを増してきた感じ。PM社や祖父の有形無形の圧力が、月子を、自分たちの望む形に曲げようとしてきます。これからますます大人たちの悪意に苦しめられることになるんだろうなあ。彼女の望む道は美しいけれど険しく、数多の障害がさえぎることでしょう。能力者の中にも、月子を歓迎しない人もいるはずだし(例えば今回の能勢さんの問いに、まだ月子は答えられていない)。押しつぶされないといいけど。
それと久々に唯里が頑張ってた。十郎を追いかけるのは時間の問題だと思ってたけど、思った以上に突っ走ってきたなあ。一直線に飛び込んでくその心意気は結構好きです。いきなり大事件に巻き込まれて大変ですが、十郎を追う覚悟を既に定めていたので、迷わずに立ち迎えたんだろうな。
しかし能勢さんの行動にそういう矛盾を見つけるとは思いませんでした。確かに言われてみれば、二兎を追う方が性格的には「らしい」気が。これは闘争よりも、十郎に対する執着が大きかったということなのかな。
- 著者 : すえばしけん
- 発売日 : 2010-03-01
- 出版元 : ホビージャパン
- 評価 :
- 価格 : ¥ 650
2010/03/02
ガジェット 3.闇色輪廻 WORLD IS RED
角笛を吹く精霊編後編。「心配性」に侵され、主人公憎しの心で凝り固まったクラスメイト達に追われる展開は、正直絶望的な気持ちになりますよね。ただの一般人だから、傷つけてしまうわけにもいかないのに、相手はこっちを殺す気で迫ってくるわけで。問題が解決したとしても、戻る場所を失いそうで(そして実際にそうなってしまったわけだけど)きつい。
しかし、「神の定めたこの世界を崩す」という目的ははっきりしてるんだけど、そこにたどり着く道筋が見えないままですね。現状維持では解決しない問題を抱えているので、何らかの動きは必要になるはずなんですが、相手が「神」なだけに手が届く存在ですらないという。今回登場した、「傷」持ちの前任者の存在が何らかのヒントになるのかしら。
ディンタニア達も世界の終末を諦めていないだろうし、なんにしても続きもまだまだ平穏には程遠そうな気配。
ガジェット 3. 闇色輪廻 WORLD IS RED (角川スニーカー文庫)
- 著者 : 九重 一木
- 発売日 : 2010-02-27
- 出版元 : 角川書店(角川グループパブリッシング)
- 評価 :
- 価格 : ¥ 630
ピーチガーデン 2.ハードラック・サクセション
午の氏族の少女シュンが現れ、彼女にかかっている「七難八苦の呪い」と、主人公・隆の呪いとの相乗効果で二人が近づいて……という話。
出会い頭から「全く好みじゃない」とまで言われるのに笑い。付き合うなんて冗談じゃないと思ってるからこそ、余計に近づいて行ってしまうというのが地味に酷い呪いですね、七難八苦。しかしその気持ちが逆転してしまうと、今度は別の方向へ七難八苦は彼女を導くことになり、その呪いを解くべく卯の氏族のお偉いさんのゲームに乗ることに。
しかしまかみさんはやはり良いなー。呪いの発動以前から近い存在だった=「運命の恋人ではない」との自覚があるのが切ないんだよな。つまり、呪いが絶対ならば、自分と隆が結ばれてもハッピーエンドはあり得ない。それでも、諦めるなんて到底できることではなく、ありとあらゆる手段を使ってでも、自分を選んでもらえるように戦う姿が凄く好き。いやまあ確かに手段は腹黒なんだけど、それだけ必死なことの裏返しなんですよね。是非ともまかみさんエンドで終わってくれることを願います。
ピーチガーデン 2.ハードラック・サクセション(角川スニーカー文庫)
- 著者 : 青田 八葉
- 発売日 : 2010-02-27
- 出版元 : 角川書店(角川グループパブリッシング)
- 評価 :
- 価格 : ¥ 630
E'S 16
なんだかよくわかんない話になったなあ。今ひとつ光流の望みが良くわからなかった。彼女は一体何をしたかったんだろう?
そして何より、神露と神龍、二人の結末の後味の悪さ。きっと神龍はこれから神露を求めてさまよい続けるんだと思うと(そしてそれが報われることが絶対にないということが)なんともやるせない気持ちになります。彼はきっと一生、戒を許すことができないんじゃないかなあ(例え真実を知らないままとしても)。
- 著者 : 結賀 さとる
- 発売日 : 2010-02-27
- 出版元 : スクウェア・エニックス
- 評価 :
- 価格 : ¥ 610
小説