オーソドックスで堅実な作りの青春ラブコメですね。面白かったな。大変好物です。
受験を選んで一浪した揚句灰色の青春を送った未来と、推薦を選んで大学デビューの揚句遊び過ぎて社会から落ちこぼれそうな未来。その両方の未来からやってきた自分が、「こちらを選ばないように」と過去の自分を諭しにやってくる話。
ヒロインの高瀬さんが大変良い子で可愛かったのが勝利の要因。あんまりにも良い子過ぎて、傍で見ていて思わず危なっかしく感じる主人公に共感します。一見孤高なんだけど、それは単にどう話して良いかがわかっていないから。そんな状況だから、自分に親切にしてくれた人には心を開いちゃうわけで、確かに悪意持った人に寄られたらころっとだまされちゃいそう(しかも騙された揚句「あの人は悪くないの」とかかばっちゃいそう)。
ほんと、どうしてこんな高校生に育ったんだろうというくらい、純真な子なんだよなあ。そりゃ「自分がついていてあげなきゃ」って勘違いに陥っちゃうよね。
なかなか自分の気持ちを自覚できない主人公と、純真ながらも口下手な少女のちょっともどかしくも初々しいラブストーリーでした。
ただ、ラストはそんなにコメディに落とすことなかったんじゃないかなあ。

明日から俺らがやってきた (電撃文庫)
著者/訳者:高樹 凛
出版社:アスキーメディアワークス( 2012-02-10 )
定価:¥ 599
Amazon価格:¥ 599
文庫 ( 302 ページ )
ISBN-10 : 4048862723
ISBN-13 : 9784048862721